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| 安部公房とクッツェー | ||
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今、南アフリカのクッツェーの『恥辱』を読み返しました。白人の大学教授が、黒人女子学生に性関係をもったということで、辞職させられ、農場に転がり込むという話です。もちろん、ただではすみません。突然の訪問者によって、暴行され、娘は強姦され妊娠してしまいます。隣の黒人男性によって、すべて奪われてしまいます。アパルトヘイト体制後の南アフリカにおいて、都市(西欧文明)が農村によって浸食されていくさまを描いた小説だと言えるでしょう。 すでに誰か指摘しているのかもしれませんが、安部公房と重なり合うところが多いのではないでしょうか。ともに、カフカの影響を受け、植民地で育ち、農村からの訪問者に翻弄される話を書いた作家なのです。デフォーのロビンソン・クルーソーを論じているところでも共通しています。(ただし、クッツェーは、安部のようなユーモラスな物語を書きませんでした)。 安部公房のクッツェー論がないことを惜しみます。
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Re:安部公房とクッツェー | ||
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