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| Re:「笑う月」について | ||
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こんにちは。 以前にも少しふれたと思いますが、この本が私の安部公房デビュ−?でした。 それまで無意識に見ていた水色背表紙のタイトルから、勝手にSF作家と勘違いしてまして、 手に取ったことさえなかった。そんな無知な高校生にとっても、「笑う月」というタイトルは、 お財布を取り出させるインパクトがあったらしいです。 中身の方も、一気読みしたのちには、もうファンになっていたという具合で、 ですから、他の作品を読まないと、面白さがわからないという考えには、 私はあまり与せず、これはおのおの、嗜好なんだと思うのですが? 「笑う月」は、作者が何を言おうとしているか、理解をするための本ではないように 私には思われます。安部公房の夢への姿勢、方法論、それも情緒的・私的なものを排した 夢のプロフェッショナルとしての態度etc.を、読者が盗み見させてもらって楽しむ、 そんな本だと考えておりますが、いかがなものか? 加えて、彼の表現方法に、こんなにぴったりした文体があろうか!と、そんな特徴にも しびれた。作家として当然の技術なのでしょうが、読書人生でそれを初めて心から 実感したのが安部公房だったような−。今まで使ったことのない脳の一部分を 読書してしまったよ、そんな気分でしたね。
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Re:「笑う月」について | ||
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