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安部公房を語ろう
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Re:『空飛ぶ男』
Icon In Reply to: 『空飛ぶ男』
こよみ - 投稿日時:2000年07月06日 16時23分31秒
教科書掲載小説?ってのは、10年20年でそんなに変わらないんだ?
「少年の日の思い出」(ヘッセ)なども、
中学教科書にいまだ載っていると、最近聞いたし。

ワタシは33才女子。(はじめまして。)
「空飛ぶ男」は、たしか、
私の初・安部公房本である「笑う月」の収録でしたよね。
「別に拵えたような長いあご(だったかな?)」
とかいう表現が、当時、笑いのツボにはまり、
あごの長い人を見るたび、しばらく思い出してましたね−。

ワタシの安部公房読みは、そんなふう。そんな程度。
高3受験期に出会って、理解できないのに夢中になって、
オトナになればきっとわかる、そのために勉強するんだと思いつめ、
そうそう、これを読むために日本語できて良かったなあ、とも考え...。
まあ、青春。きゃ−。

いろんな本やネット上に、
皆さんが展開されているような優れた批評や洞察を、
それでも私自身は、まったく獲得できぬままオトナになり、
今では易き読書・演劇等に流れてしまいがちです。
ホント、お馬鹿な読者にかかっては、安部公房も、
無駄飯食らい、宝の持ち腐れ、録盗人?みたいなものか。

ただ、安部公房を通して接したマルケス、カネッティ、
ブニュエル映画などの世界。
安部公房のいう「犬の経験」「物理的な見方」。
エッセンスだけ盗んで、真似しようとした彼の文体。エトセトラ。
なんだか、それはそれでいい時間を過ごしたような気がする。
老後、ハヤリの自分史でも、もし書きたくなったら、
「安部公房」は絶対欠かせない固有名詞にはちがいないのだ。

一人、しみじみしちゃってすみません。
またお便りさせていただいてもいいですか?
会社のパソコン使って(笑)。
あまり語る相手がいなかったし、安部公房のことは。
こういうお部屋の文を読ませていただいたら、
もうほんのちょっぴりは理解できるようになるかな?と、
はかない期待で。いろいろ教えてください。

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