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| Re:『空飛ぶ男』 | ||
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教科書掲載小説?ってのは、10年20年でそんなに変わらないんだ? 「少年の日の思い出」(ヘッセ)なども、 中学教科書にいまだ載っていると、最近聞いたし。 ワタシは33才女子。(はじめまして。) 「空飛ぶ男」は、たしか、 私の初・安部公房本である「笑う月」の収録でしたよね。 「別に拵えたような長いあご(だったかな?)」 とかいう表現が、当時、笑いのツボにはまり、 あごの長い人を見るたび、しばらく思い出してましたね−。 ワタシの安部公房読みは、そんなふう。そんな程度。 高3受験期に出会って、理解できないのに夢中になって、 オトナになればきっとわかる、そのために勉強するんだと思いつめ、 そうそう、これを読むために日本語できて良かったなあ、とも考え...。 まあ、青春。きゃ−。 いろんな本やネット上に、 皆さんが展開されているような優れた批評や洞察を、 それでも私自身は、まったく獲得できぬままオトナになり、 今では易き読書・演劇等に流れてしまいがちです。 ホント、お馬鹿な読者にかかっては、安部公房も、 無駄飯食らい、宝の持ち腐れ、録盗人?みたいなものか。 ただ、安部公房を通して接したマルケス、カネッティ、 ブニュエル映画などの世界。 安部公房のいう「犬の経験」「物理的な見方」。 エッセンスだけ盗んで、真似しようとした彼の文体。エトセトラ。 なんだか、それはそれでいい時間を過ごしたような気がする。 老後、ハヤリの自分史でも、もし書きたくなったら、 「安部公房」は絶対欠かせない固有名詞にはちがいないのだ。 一人、しみじみしちゃってすみません。 またお便りさせていただいてもいいですか? 会社のパソコン使って(笑)。 あまり語る相手がいなかったし、安部公房のことは。 こういうお部屋の文を読ませていただいたら、 もうほんのちょっぴりは理解できるようになるかな?と、 はかない期待で。いろいろ教えてください。
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