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投稿時間:05/12/16(Fri) 15:32
投稿者名:北国
Eメール:
URL :
タイトル:はじめまして
はじめまして、こんにちは。某高校に通ってるものです。
いやー、阿部公房氏の作品を先月読みましてかなりショッキングだったので投稿させていただきました。
個人的には短編が好きなので基本それを中心に家にあった全集を読んでます。そろそろ長編を読みたいのですが何かお勧めの作品はありますか? おしえてください

投稿時間:05/12/13(Tue) 15:58
投稿者名:Kim Hyunee
Eメール:hockeypockey@daum.net
URL :
タイトル:Re^2: 『棒』について
> いつきさん、投稿ありがとうございました。
> 「安部公房を語ろう3」
> http://8010.teacup.com/w1allen/bbs
> にBBSを移転する予定ですので、そちらに再投稿していただければ幸いです。
>
> > はじめまして。某大学に通っている者です。
> > 大学の授業で『棒』及び『棒になった男』についての発表があるのですが、『棒』に出てくる二人の学生と先生についての解釈がいまいち分かりません。何故二人の学生は双子のように似ているのでしょうか。何か意見をもらえたら嬉しいです。
> > もし過去に同じような質問があったらすみません。

投稿時間:05/12/13(Tue) 15:57
投稿者名:Kim Hyunee
Eメール:hockeypockey@daum.net
URL :
タイトル:Re: 安部公房の「夢の記録」について
> はじめまして。yutoといいます。
>
> 安部公房の『笑う月』を読みました。大変面白く、後半の『鞄』や『公然の秘密』は何度も読み返しました。
> 彼は夢の内容をテープレコーダーに吹き込んだりして、忘れないようにメモしていたそうですが、その「夢の記録」は今も残っているんでしょうか?
> もし全集に、未発表の物(『笑う月』に収録しなかった物など)があれば、読んでみたいなあと思います。

投稿時間:05/12/10(Sat) 22:00
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.jp/w4allen/
タイトル:BBS移転のお知らせ
突然ですが、スパム対策のために
BBSを移転することにしました。
移転先は、
「安部公房を語ろう3」で、既に使用可能です。
http://8010.teacup.com/w1allen/bbs

一週間程度を目安に、旧BBS「安部公房を語ろう2
http://www.paw.hi-ho.ne.jp/cgi-bin/user/aoka/wforum.cgi
」は閉鎖し、過去ログ集
http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/bbslog.htm
に移管する予定です。

突然の移転となり、お手数をおかけします。
今後とも、ご愛顧の程よろしくお願いします。

投稿時間:05/12/10(Sat) 21:57
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.jp/w4allen/
タイトル:Re: 『棒』について
いつきさん、投稿ありがとうございました。
「安部公房を語ろう3」
http://8010.teacup.com/w1allen/bbs
にBBSを移転する予定ですので、そちらに再投稿していただければ幸いです。

> はじめまして。某大学に通っている者です。
> 大学の授業で『棒』及び『棒になった男』についての発表があるのですが、『棒』に出てくる二人の学生と先生についての解釈がいまいち分かりません。何故二人の学生は双子のように似ているのでしょうか。何か意見をもらえたら嬉しいです。
> もし過去に同じような質問があったらすみません。

投稿時間:05/12/10(Sat) 19:17
投稿者名:いつき
Eメール:
URL :
タイトル:『棒』について
はじめまして。某大学に通っている者です。
大学の授業で『棒』及び『棒になった男』についての発表があるのですが、『棒』に出てくる二人の学生と先生についての解釈がいまいち分かりません。何故二人の学生は双子のように似ているのでしょうか。何か意見をもらえたら嬉しいです。
もし過去に同じような質問があったらすみません。

投稿時間:05/12/01(Thu) 23:04
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.jp/w4allen/
タイトル:本掲示板に対するスパム投稿について
最近、本掲示板に対するスパム投稿が目立ってきています。
逐一削除することで対処してきましたが、ちょっと限界を感じています。
具体的には・・・
(1)URLをかえる
(2)teacupなどのレンタル掲示板を借りる
(3)掲示板運営をやめる
などを考えています。
移転等をした場合は、その旨の告知をしますので、予めご了承願います。

投稿時間:05/11/20(Sun) 18:05
投稿者名:こる場にスト
Eメール:
URL :
タイトル:無題
榎本武揚読んだことアル人いませんか?

投稿時間:05/10/02(Sun) 23:41
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.jp/w4allen/novel.htm
タイトル:[更新通知]安部公房を知る
「安部公房を知る」
http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/ref.htm
において、
「安部公房文学研究参考文献目録」の紹介をしました。

投稿時間:05/09/23(Fri) 17:16
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.jp/w4allen/novel.htm
タイトル:[お知らせ]復旧しました
復旧したことをお知らせします。
http://trouble.seesaa.net/article/7227979.html

投稿時間:05/09/23(Fri) 14:11
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.jp/w4allen/novel.htm
タイトル:[お知らせ]現在、解読工房blogにアクセスできません
現在、安部公房解読工房blogにアクセスできません。
これは、seesaaそのものがダウンしているためのもののようです。
不便をおかけしますが、ご承知願います。

投稿時間:05/09/22(Thu) 22:53
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.jp/w4allen/novel.htm
タイトル:Re: 安部公房の「夢の記録」について
yutoさん、こんにちは。
> 安部公房の『笑う月』を読みました。大変面白く、後半の『鞄』や『公然の秘密』は何度も読み返しました。
超短編の中に、夢のエキスが凝縮された感じで面白いですよね。

> 彼は夢の内容をテープレコーダーに吹き込んだりして、忘れないようにメモしていたそうですが、その「夢の記録」は今も残っているんでしょうか?
う〜ん、そのテープが発見されたとか、公開されたとかの話は聞いたことがないですね。

> もし全集に、未発表の物(『笑う月』に収録しなかった物など)があれば、読んでみたいなあと思います。
『笑う月』は、雑誌『波』に「周辺飛行」として連載されたものの中から、一部を抜粋して改稿してまとめられた単行本です。全集に興味がおありなら、是非読むことをお勧めします。
なぜなら、雑誌初出のものが読めるからです。単行本とは、また違った印象です。「空飛ぶ男」が代表的なところですね。
それと、「箱男」の予告編も読めますよ。箱男Bの物語です。
全集23−25巻あたりに収録されていたと思います。

投稿時間:05/09/22(Thu) 14:24
投稿者名:yuto
Eメール:newsyletter@hotmail.com
URL :
タイトル:安部公房の「夢の記録」について
はじめまして。yutoといいます。

安部公房の『笑う月』を読みました。大変面白く、後半の『鞄』や『公然の秘密』は何度も読み返しました。
彼は夢の内容をテープレコーダーに吹き込んだりして、忘れないようにメモしていたそうですが、その「夢の記録」は今も残っているんでしょうか?
もし全集に、未発表の物(『笑う月』に収録しなかった物など)があれば、読んでみたいなあと思います。

投稿時間:05/09/13(Tue) 23:44
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.jp/w4allen/novel.htm
タイトル:Re: リアル箱男
さいかさん、お久しぶりです。
私も見てました^^)
箱男の喜怒哀楽を実践していたのが面白かったですね。

> 箱男になってみた人を見つけました。
> > http://portal.nifty.com/koneta05/09/11/02/index.htm
> > ふざけたことが好きではない人には不快かもしれませんが…。
> 私は面白いと思いました。
> いろいろと示唆的だなと感じたのですが、どうでしょう?

投稿時間:05/09/13(Tue) 22:46
投稿者名:さいか
Eメール:
URL :
タイトル:リアル箱男
箱男になってみた人を見つけました。

http://portal.nifty.com/koneta05/09/11/02/index.htm

ふざけたことが好きではない人には不快かもしれませんが…。
私は面白いと思いました。
いろいろと示唆的だなと感じたのですが、どうでしょう?

投稿時間:05/09/04(Sun) 23:33
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.jp/w4allen/novel.htm
タイトル:[お知らせ]ブログ始めました
「安部公房解読工房blog」という名のブログを始めました。
http://w1allen.seesaa.net/
長らく、ホームページの更新ができていませんでしたが、ブログという形だと、作成・運用がかなり楽になりますので、こちらの方をうまく活用していきたいと考えています。

投稿時間:05/09/03(Sat) 10:08
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.jp/w4allen/novel.htm
タイトル:Re: はじめまして
青空さん、こんにちは。

> みなさん、はじめまして、青空です。
> 最近安部公房の小説を読み始めたんです。分からないところがたくさんありますが、素晴らしい作品だと思います〜
安部公房の素晴らしさに気づかれたのは幸運なことだと思います。

> で、最近「水中都市」を読み終えましたが、分かるような分からないような気分です…みなさんは「水中都市」についてどう思いますか。教えていただけますか。
失礼ながら、質問内容が漠然としていて、答えづらいもののように思います。「自分の意見として、〜と思いますが、みなさんはどう思いますか?」のように、まず貴見を聞かせていただければ幸いです。

投稿時間:05/09/03(Sat) 00:58
投稿者名:青空
Eメール:maggie_akira@yahoo.co.jp
URL :
タイトル:はじめまして
みなさん、はじめまして、青空です。
最近安部公房の小説を読み始めたんです。分からないところがたくさんありますが、素晴らしい作品だと思います〜
で、最近「水中都市」を読み終えましたが、分かるような分からないような気分です…みなさんは「水中都市」についてどう思いますか。教えていただけますか。

投稿時間:05/08/19(Fri) 01:08
投稿者名:ワラゲン
Eメール:
URL :
タイトル:Re^2: 失礼いたします。
>アレン様お返事ありがとうございました。大変うれしいです。
お言葉を参考に、ピンときた作品から読み直してみます。
本当だ、考えてみると私も、今また読んでみようと思ったのは出口のない迷路の中にずっといるからでしょうか。ひと休みしていましたが。
これからも安部公房解読工房楽しみにしています。

投稿時間:05/08/18(Thu) 05:04
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re: 失礼いたします。
ワラゲンさん、こんにちは。
私も研究者ではなく、単なる愛好家です。
> ちなみに、久々に読み返すには、どの作品からがいいと思われますか?何も考えずに燃えつきた地図を手にしていますが...
たまに聞かれる質問ですが、どれでもいいと思います。安部公房という出口のない迷路に入ったが最後、「迷うことは出来ない」のですから。

投稿時間:05/08/18(Thu) 00:17
投稿者名:ワラゲン
Eメール:
URL :
タイトル:失礼いたします。
はじめまして。学生時代、安部公房先生が大好きだったのですが、大人になって読んだらさっぱり解からず諦めて、なぜか最近また読みたくてウズウズしてきて、検索してみたらこちらに辿り着きました。色々情報があるし、面白くて感動のあまり、メールさせてもらいました。文学を勉強されてる若い方が多いみたいですね。私は30代後半で勉強もしてませんし、関係ないですがパソコンも苦手ですが、勉強させてもらいたいと思ってます。よろしくお願いします。
ちなみに、久々に読み返すには、どの作品からがいいと思われますか?何も考えずに燃えつきた地図を手にしていますが...

投稿時間:05/07/31(Sun) 23:13
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:三子問わず語りの記
この掲示板でも、何度か取り上げられている郷土誌『あさひかわ』の話題です。2005年6月号(473号)より、「三子問わず語りの記」に同誌発行人渡辺三子さん(公房のいとこにあたる方)の記事が載せられています。三子さんの生い立ちと公房の話があり、非常に興味深いものでした。

投稿時間:05/07/31(Sun) 23:11
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:単行本化と毎日新聞の記事
るきさん、こんにちは。

「さよならアメリカ」が単行本化されましたね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062130262/qid=1122818113/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-6873075-8181142

また、2005年7月22日毎日新聞夕刊で紹介記事が載っていました。『箱男』を踏まえた作品で、袋男が異母弟や袋女に出会うという話らしいです。
面白いなと思ったのは、この作者が、出張料理人と作家を兼ねているということです。マルチな活躍が期待されますね。

投稿時間:05/06/16(Thu) 13:18
投稿者名:M.K
Eメール:akahosi2003@yahoo.co.jp
URL :
タイトル:Re^3: 友達。質問です。
 「友達」に関しまして、書こうと思えばこのツリーでは少々難しいかも
しれません。もしよろしければ、メールをいただければ、と思います。

投稿時間:05/06/13(Mon) 09:30
投稿者名:kumi
Eメール:
URL :
タイトル:Re^2: 友達。質問です。
ありがとうございます☆
うーん、男が本当に孤独になったという風に単純にとってしまうのですが、、、次女は男が好きなハズで、それで「心配だわ、私」のせりふがいまいちのみ込めないんですよ。
この家族たちは、次女が殺してしまう前から、もう旅立つ気でいた。
だからおいていく男がホントに孤独を背負って生きることが心配で、
「心配だわ、私」なんでしょうか?
考えれば余計に分からなくたってしまう私です(笑
どなたかご意見お待ちしてます。

投稿時間:05/06/07(Tue) 08:50
投稿者名:M.K
Eメール:
URL :
タイトル:Re: 友達。質問です。
こんにちは。
彼女に限らず、そもそも「婚約指輪」のもつ意味っていうものを考えてみたらどうでしょう。。で、またここに書き込んでいけばいいと思いますよ。ただし、基礎演習やレポートの類であれば、ご自分でお考えのほうが(笑

投稿時間:05/06/06(Mon) 09:24
投稿者名:kumi
Eメール:
URL :
タイトル:友達。質問です。
はじめまして☆
友達を頑張って読み込んでいる最中なのですが、
次女が男に最後に牛乳を飲ます前、婚約指輪を渡すのがなぜなのか、彼女にとって婚約指輪はいったいどんな意味があるのか、
謎過ぎて分からないのです、、、
どなたかご意見お聞かせ下さい。
よろしくお願いします。

投稿時間:05/06/05(Sun) 13:37
投稿者名:M.K
Eメール:
URL :
タイトル:Re^5: 教えてください(空飛ぶ男)
「チチンデラヤパナ」「カーブの向う」は、「あれ? こんなところで終わ
ってしまうの?」という感じでした。長編を読んだ後でこれら短編を読んだ
からそう思ったのかもしれませんが。雑誌掲載当時読まれた人は、どういう
印象を持ったのでしょうかねぇ?

投稿時間:05/06/04(Sat) 22:57
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re^4: 教えてください(空飛ぶ男)
M.Kさん、こんにちは。
「ユープケッチャ」好きですね〜^^)

> 私は高校生の時に安部公房作品を好きになりました……当時『燃えつきた地図』や『砂の女』を読んで衝撃をうけたものですが、大学に入って「カーブの向う」「チチンデラヤパナ」の存在を知り、長編の種子を楽しんだものでした。『方舟さくら丸』に繋がる「ユープケッチャ」は、あの短編自体が十分面白いと思います。

短編自体の完成度が高いですよね。
「ユープケッチャ」では、主人公の妹がユープケッチャが偽物だと、冷たく突き放す場面が面白いです。

> ほとんどレスになってませんね(笑
こういう気楽なコメントもいいですよ。^^)

投稿時間:05/06/04(Sat) 19:49
投稿者名:M.K
Eメール:
URL :
タイトル:Re^3: 教えてください(空飛ぶ男)
 みなさんこんばんは。

私は高校生の時に安部公房作品を好きになりました……当時『燃えつきた地図』や『砂の女』を読んで衝撃をうけたものですが、大学に入って「カーブの向う」「チチンデラヤパナ」の存在を知り、長編の種子を楽しんだものでした。『方舟さくら丸』に繋がる「ユープケッチャ」は、あの短編自体が十分面白いと思います。

ほとんどレスになってませんね(笑

投稿時間:05/06/02(Thu) 21:43
投稿者名:T.M
Eメール:manami_type-r@triton.ocn.ne.jp
URL :
タイトル:Re^2: 教えてください(空飛ぶ男)
ありがとうございました。
ここ数年のもやもやが解消されました。
教えて頂いた全集を読んでみようと思います。

個人的には「波」に載っていた終わりの方が
印象的で良かったような気がします。

ではでは

投稿時間:05/06/02(Thu) 21:06
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re: 「さよならアメリカ」
るきさん、お久しぶりです。
紹介ありがとうございます。
私は未読ですが、安部公房が好きな作家って結構いるのですね。

> こんにちわ。今朝の新聞(地方紙)で、樋口直哉の「さよならアメリカ」が紹介されていました。
> 作家本人が「安部公房へのオマージュだ」と言っていました。
> ちょっと検索をしてみると、第四十八回群像新人文学賞の小説当選作。
> 「SAYONARA アメリカ」という文字が入った紙袋をかぶって生活をしている「ぼく」が登場する話で、本人の言うとおり「箱男」に向けて作られた作品のようです。
> その新聞のインタビューでは、「さよなら」の最初と最後は完全に「箱男」に重ねて書いているそうです。
> ちょっと読んでみたいなあと思っています。
> どなたか読まれましたか。

投稿時間:05/06/02(Thu) 21:03
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re: 教えてください(空飛ぶ男)
T.Mさん、こんにちは。
これは、FAQですね。

教科書に載っているのは、雑誌『波』に載っていたものです。その後、単行本『笑う月』として出版されるときにラストの部分が改稿され、印象の異なるものになっています。
『笑う月』所収のものは、主人公が空飛ぶ男におびえをもつことはありませんが、『波』のものは、ラストで主人公が空飛ぶ男におびえて、わめくものだったと思います。(少し記憶があいまいですが)
もっと詳しくお知りになりたければ、安部公房全集23巻を読むことをお勧めします。
http://www.bk1.co.jp/Sakuhin.asp?ProductID=1693873
『波』の方(=教科書所収のもの)が収められていますし、「作品ノート」を読むと、両者の関係がよくわかりますよ。

> ずっと不思議に思っていることがあります。
> 笑う月に入っている短編「空飛ぶ男」で
> 最期の数行が高校生の時(10年以上前)の教科書に載っていた
> ものと内容が違う気がするのですが。
> 今となっては教科書に載っていた「空飛ぶ男」
> の結末がどう終わっているのか憶えていませんが。
> 教えて頂きたいと思います。

投稿時間:05/06/02(Thu) 17:11
投稿者名:るき
Eメール:
URL :
タイトル:「さよならアメリカ」
こんにちわ。今朝の新聞(地方紙)で、樋口直哉の「さよならアメリカ」が紹介されていました。
作家本人が「安部公房へのオマージュだ」と言っていました。
ちょっと検索をしてみると、第四十八回群像新人文学賞の小説当選作。
「SAYONARA アメリカ」という文字が入った紙袋をかぶって生活をしている「ぼく」が登場する話で、本人の言うとおり「箱男」に向けて作られた作品のようです。
その新聞のインタビューでは、「さよなら」の最初と最後は完全に「箱男」に重ねて書いているそうです。
ちょっと読んでみたいなあと思っています。
どなたか読まれましたか。

投稿時間:05/06/01(Wed) 22:38
投稿者名:T.M
Eメール:manami_type-r@triton.ocn.ne.jp
URL :
タイトル:教えてください(空飛ぶ男)
ずっと不思議に思っていることがあります。
笑う月に入っている短編「空飛ぶ男」で
最期の数行が高校生の時(10年以上前)の教科書に載っていた
ものと内容が違う気がするのですが。
今となっては教科書に載っていた「空飛ぶ男」
の結末がどう終わっているのか憶えていませんが。
教えて頂きたいと思います。

投稿時間:05/05/02(Mon) 21:12
投稿者名:M.K
Eメール:
URL :
タイトル:Re: そうとは知らずに・・・
アレンさん、お久しぶりです。ツバサさん、頑張って下さい。
あなたが卒論を書く頃には、別巻も刊行されていることでしょう。。
また、参考文献のことでなにか質問ありましたらお知らせ下さい。

投稿時間:05/05/01(Sun) 23:04
投稿者名:ツバサ
Eメール:waterfall1990@ruri.waseda.jp
URL :
タイトル:そうとは知らずに・・・
アレンさんにMKさん、お返事ありがとうございます。

MKさんはその道の方だったんですね、そうとは知らずに不躾な質問をしてしまってごめんなさい。そして貴重なアドバイスをしてくださってありがとうございました。探して読んでみようと思います。

アレンさんも返事をしてくださってありがとうございます。評論がんばります!やる気が増しました(笑)!

投稿時間:05/05/01(Sun) 22:41
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re: 読みますよ(笑)
ツバサさん、こんにちは。
安部公房論の完成、楽しみにしていますよ。

私の安部公房に関する書評・評論に関する知識は皆無に等しいですが、MKさんはその道の人ですので、すごく貴重な話が聞けると思います。
私も、以前、MKさんから、鳥羽耕史さんと桂川寛さんの対話記事が『言語文化研究』にあると教えてもらって、すごくためになったことがあります。

では、評論の方頑張ってくださいね。

投稿時間:05/05/01(Sun) 11:31
投稿者名:M.K
Eメール:
URL :
タイトル:読みますよ(笑)
 鳥羽氏は現在は徳島大で教えておられます。大学図書館で「繍」を借りてきたらよいですよ。バックナンバー読めば、安部公房作品論ありますよ。
 安部公房論をあまり読んでいないのなら、とりあえず、昔の雑誌特集を読まれたらどうでしょう。「解釈と鑑賞」「國文學」「ユリイカ」あたりから。。後、大学の紀要などは、大学図書館(演博かも)で、安部公房に関する参考文献目録に目を通して。。

丹生谷貴志氏のは、「安部公房或いは自走する墓石」ですね。
『天皇と倒錯 現代文学と共同体』1990年9月8日(青土社)

投稿時間:05/05/01(Sun) 01:16
投稿者名:ツバサ
Eメール:waterfall1990@ruri.waseda.jp
URL :
タイトル:Re^2: はじめまして!
MKさんお返事ありがとうございます!非常にうれしいです。

残念ながら、鳥羽耕史さんは知らないです。安部氏の研究で有名な人なのでしょうか?

安部公房論ですが、今日執筆を開始しました。長期戦の構えでやっていくつもりです。秋には全文完成させたいと思っています。

ところで、MKさんは評論読まれますか?僕は結構評論を読むんですが、去年読んだ安部さんに関する評論で面白いのがあったので、ここに書いておきます。青土社から出ている、丹生谷貴志氏の著作、「天皇と倒錯」と言う本です。その中で安部氏を論じた文章があります。哲学系・思想系の人なので読みにくいところはあるんですが、安部氏を読者的な視点で論じたこの評論は、結構な出来だと個人的には思っています。機会があったら是非読んで感想など聞かせてください・・・もしすでに読んでいたなら御免なさい!僕は安部氏を論じた文章をあまり知らないので、お勧めがあったら、是非教えてください!

投稿時間:05/04/30(Sat) 21:09
投稿者名:M.K
Eメール:
URL :
タイトル:Re: はじめまして!
ツバサさん、こんばんは。
W大学なら、鳥羽耕史さんが院にいましたね。ゼミはまだですか?
院生にはいると思いますよ!

 頑張って安部公房作品論書いて下さいね。

投稿時間:05/04/29(Fri) 19:11
投稿者名:ツバサ
Eメール:waterfall1990@ruri.waseda.jp
URL :
タイトル:はじめまして!
はじめまして、こんにちは。僕は某W大学の文学部に通っているものです。このページに初めてやってきました。
安部公房氏が亡くなってだいぶたっているので、こうやって現在でも稼動している掲示板があるとは思いませんで、こうして目にして嬉しさのあまり書き込んでいる次第です。
自分は文学部にいるにもかかわらず、周りには安部公房を読んでる人が少ないのが残念です。あの息詰まるような世界観は必読だろうと思うんですけどね・・・。
個人的には『無関係な死』や『鉛の卵』や『水中都市』あたりの短編が好きです。この辺の作品って、後の『砂の女』に発展していくような気がして、別個の作品としても面白いけど、安部公房氏の仕事でも重要なものが含まれている気もして。
いやはや、こういう書き込みをするのは初めてなので、なんとも醜い書き込みになってしまったような気がしています・・・。僕はまだ安部氏の作品は全部読んでいないので、これからも楽しみに読んでいきたいです。いずれ安部公房氏に関する評論を書くのが今の目標です。
今後とも顔を出したいので、どうぞよろしくお願いします!

投稿時間:05/03/16(Wed) 22:49
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re^4: 安部公房の万年筆
渡辺 聡さん、お久しぶりです。
ご教示ありがとうございました。

> 安部公房が使用していた万年筆の中で愛用の品は、
> プラチナ3776ギャザード
> パーカー75スターリングシルバー
> モンブラン146
> ペリカンM400緑縞
> です。
情報ありがとうございます。すごいですね。どこでお知りになったのですか?

> 新潮日本文学アルバムの70ページに、安部公房万年筆コレクションの一旦が写真で垣間見れます。
ありましたね。^^;)
忘れてました。

では、また。

投稿時間:05/03/07(Mon) 01:16
投稿者名:渡辺 聡
Eメール:
URL :
タイトル:Re^3: 安部公房の万年筆
お邪魔します。
アレンさん、お元気ですか?
さて、
安部公房が使用していた万年筆の中で愛用の品は、
プラチナ3776ギャザード
パーカー75スターリングシルバー
モンブラン146
ペリカンM400緑縞
です。
新潮日本文学アルバムの70ページに、安部公房万年筆コレクションの一旦が写真で垣間見れます。
ただし、密会までの執筆時、書いてから副詞を削る安部公房は、一作につき何本もの万年筆を、文字とおり「書き潰して」おり
万年筆の耐久性には、非常に不満を口にしていた事を覚えております。
そのあたりは、小林恭二氏が聞き手となった「破滅と再生2」の最後でも、ちろっと、触れております。
ちなみに、私がお会いした時、安部はパーカー75スターリングシルバーを胸ポケットに刺しており、機能派の安部公房の、一番のお気に入りではなかったか、と推測しております。

投稿時間:05/03/03(Thu) 07:20
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re: 感想文というより
あいさん、こんにちは。
文章力がないと、安部公房についてのコメントを差し控えねばならないのでしょうか?私が、安部公房についてコメントや感想を書いたりするのは、文書力とは関係なく、あなたと同様安部公房の作品が好きだからです。

> あらすじ?安部公房を語るなら、文章の勉強した方が良いかも・・
> ちなみに荒らしではありません。率直な感想。小説は安部公房ありきのわたしにとって、不愉快ですらあったため・・・

投稿時間:05/03/02(Wed) 22:02
投稿者名:あい
Eメール:
URL :
タイトル:感想文というより
あらすじ?安部公房を語るなら、文章の勉強した方が良いかも・・
ちなみに荒らしではありません。率直な感想。小説は安部公房ありきのわたしにとって、不愉快ですらあったため・・・

投稿時間:05/02/11(Fri) 00:17
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re^2: 安部公房の万年筆
> 1960年頃に安部公房の「パイロット随筆」というのがあったと思うのですが……宣伝用に貰っているのを使っていたかも(笑) 普段は違うモノを使用していたでしょうけど……編年体の全集で確かめて下さいね。

M.Kさん、すごいな〜。私は全く覚えてませんでした。^^;)
ご指摘の通り、11巻に「パイロット随筆」がありました。

作品ノートには、以下のような記述があります。
ーーー引用開始ーーー
[初出誌]1960年3月号『群像』(講談社)
*パイロット万年筆の広告頁に掲載されている。
ーーー引用終了ーーー
やっぱり、宣伝ですかね。

また、安部が使っていたワープロがNECの『文豪』という話は有名ですね。
ガリ版刷りの『無名詩集』から始まって、万年筆、ワープロ・・・。
出版の進化とともに、作家人生を送ったのだなと思います。

投稿時間:05/02/08(Tue) 22:56
投稿者名:M.K
Eメール:
URL :
タイトル:Re: 安部公房の万年筆
1960年頃に安部公房の「パイロット随筆」というのがあったと思うのですが……宣伝用に貰っているのを使っていたかも(笑) 普段は違うモノを使用していたでしょうけど……編年体の全集で確かめて下さいね。

投稿時間:05/02/07(Mon) 13:31
投稿者名:わたる
Eメール:
URL :
タイトル:安部公房の万年筆
初めて投稿します。
安部公房は高校の国語の授業で「棒」を知って以来、
約10年間愛読しています。
比喩の巧みさには、何度読んでも感動させられています。

私は今度、万年筆を購入しようと思っているのですが、
どうせなら、尊敬する安部公房の使っていたものと
同じものを使いたいと思います。

そこで、ご存知の方にお伺いしたいのですが、
安部公房の使っていた万年筆がどのメーカーの
何というものか、お教えいただけないでしょうか。

どうぞ宜しくお願い致します。

投稿時間:05/01/01(Sat) 11:32
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:明けましておめでとうございます
謹賀新年

昨年は、多数の方よりアクセス・書き込みしていただき、心よりお礼申し上げます。
本年も解読工房のご愛顧の方よろしくお願いします。m(_ _)m

投稿時間:04/12/24(Fri) 10:13
投稿者名:るき
Eメール:
URL :
タイトル:Re^3: 友達
> 具象のことを書いているけれど、今私たちが住んでいる世界とは違和感を感じる。でも、実はねじれてこの世界のどこかでつながっているような・・・、そんな錯覚を感じてしまいます。


ああ、ストレートな寓話ではなくて、たしかにそういう感じがしますね。
時代を先取りしてなんて言うと、あまりに陳腐で嫌になりますが
この話、年が経てば経つほどリアルになって生々しさが増すような気がして怖いです。

投稿時間:04/12/22(Wed) 20:13
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :
タイトル:Re^2: 友達
> うろ覚えですが、全集に収められている座談会で、「闖入者」もしくは「友達」は、日本にいる米軍をモチーフにした作品だったと安部自身が言っていた、もしくは認めていたものがあったと思います。

全集を読み返して、これが第3巻所収の"切実なものー今日の文学者[座談会]"だとわかりました。「安部公房全集を楽しもう」3巻に、この座談会についての感想を書きました。
http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/zenshu/com003.htm

しかし「闖入者」は、そんな暗喩を超えた具象の力強さを感じさせる作品だと思います。具象のことを書いているけれど、今私たちが住んでいる世界とは違和感を感じる。でも、実はねじれてこの世界のどこかでつながっているような・・・、そんな錯覚を感じてしまいます。

投稿時間:04/12/15(Wed) 00:09
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re: 友達
るきさん、お久しぶりです。

> 4日に見てきました「友達」。
> すごくよかったです。
> キャストもイメージを裏切ってなかったと思います。
> 特に災難(?)に会う「男」をやった俳優さんの、知らず知らずのうちにアリ地獄にはまり込むようなまきこまれっぷりは見事でした。
> お父さんも人を食った感じでおもしろかった。
上演の感想ありがとうございます。
(私は、日程調整がつかず行けませんでした。)

> この戯曲の本当の「怖さ」を、観念というよりも肌で実感させられた原因は、その舞台の素晴らしさはもちろん、現在のこの国の状況が大きいと思いました。
> 昔、安部が恐れ鳴らしてくれた警告が、今耳元で鳴り響いたという気がします。
うろ覚えですが、全集に収められている座談会で、「闖入者」もしくは「友達」は、日本にいる米軍をモチーフにした作品だったと安部自身が言っていた、もしくは認めていたものがあったと思います。
今思うと、イラクにいる米軍という読み方もできるかと思います。
奇妙な民主主義の論理と圧倒的な暴力を使って・・・。

> 最後のお父さんが新聞を読む場面、涙が出そうでした。いろんな意味で。
それを聞くと、見ておきたかったなと思います。

投稿時間:04/12/14(Tue) 11:12
投稿者名:るき
Eメール:
URL :
タイトル:友達
ご無沙汰してます。
4日に見てきました「友達」。
すごくよかったです。
キャストもイメージを裏切ってなかったと思います。
特に災難(?)に会う「男」をやった俳優さんの、知らず知らずのうちにアリ地獄にはまり込むようなまきこまれっぷりは見事でした。
お父さんも人を食った感じでおもしろかった。

この戯曲の本当の「怖さ」を、観念というよりも肌で実感させられた原因は、その舞台の素晴らしさはもちろん、現在のこの国の状況が大きいと思いました。
昔、安部が恐れ鳴らしてくれた警告が、今耳元で鳴り響いたという気がします。
最後のお父さんが新聞を読む場面、涙が出そうでした。いろんな意味で。

投稿時間:04/12/13(Mon) 23:19
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:安部公房は2%
少し古い話ですが、毎日新聞の以下の記事によると、
"[特集]第58回読書世論調査(その3止) 評価・話題が推進力
"
http://www.mainichi.co.jp/universalon/clipping/200410/482.html

安部公房は、好きな芥川賞作家のうちの2%を占めるそうです。
この数字を大きいとみるか小さいとみるかは人それぞれだと思いますが、私は圏外にならなかったことに少し救われた感がありました。
みなさんは、どう思われますでしょうか?

投稿時間:04/12/10(Fri) 22:25
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re: Link
S・カルマさん、こんにちは。

> この度、以前やっていたHPを閉鎖して、新たなサイトを開きました。主にブログですが、安部公房関連のコラムも掲載していきますので、お暇でしたらお立ち寄り下さい。また、TrackBackに投稿出来ますので、感想をお聞かせ下さい。それでは失礼します。

ブログですか。私もやっていたのですが、3つ記事を書いて休止中です。三日坊主になってしまいました。S・カルマさんのほうは順調のようですね。

投稿時間:04/11/27(Sat) 08:35
投稿者名:S・カルマ
Eメール:
URL :http://blog.livedoor.jp/falling_into_infinity/
タイトル:Link
この度、以前やっていたHPを閉鎖して、新たなサイトを開きました。主にブログですが、安部公房関連のコラムも掲載していきますので、お暇でしたらお立ち寄り下さい。また、TrackBackに投稿出来ますので、感想をお聞かせ下さい。それでは失礼します。

投稿時間:04/11/23(Tue) 22:19
投稿者名:M.K
Eメール:
URL :
タイトル:Re^3: 青年座「友達」
2時間スペシャルものの1回きりでならアニメで「第四間氷期」
できそう。

「友達」どうしようかな……急行「銀河」で帰ってくるか。

投稿時間:04/11/23(Tue) 11:29
投稿者名:S・カルマ
Eメール:
URL :
タイトル:Re^2: 青年座「友達」
私は行くつもりです。断定。
確かに、『第四間氷期』の映画はいつかやって欲しいですよね。制作費何十億何百億かかるか分かりませんが・・・・。

投稿時間:04/11/21(Sun) 17:57
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re: 青年座「友達」
> みなさんは観に行きますか? ただ今思案中……行けるなら12月
> ですねぇ。
私も思案中ですが、いろいろと立て込んでいて行けるかどうか微妙です。
映画だったら、気軽に見られるのですが・・・。
少し前の世紀末映画ブーム(アルマゲドンなど)に乗っかって、『第四間氷期』も何かの間違いのように製作してくれればよかったのになあ・・・。

投稿時間:04/11/19(Fri) 23:15
投稿者名:M.K
Eメール:
URL :
タイトル:青年座「友達」
みなさんは観に行きますか? ただ今思案中……行けるなら12月
ですねぇ。

投稿時間:04/11/10(Wed) 23:37
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re^3: 別巻…
みなさん、こんばんは。
私は気長に待ってます。研究者ではないので、先行研究・論文の類を読まないので、あまり切迫感はないです。
研究者の方は、「早く出してくれ〜」と切実に思われているのでしょうね。

投稿時間:04/11/10(Wed) 21:33
投稿者名:M.K
Eメール:
URL :
タイトル:Re^2: 別巻…
そうですか……はやく別巻を手にしたいですよねー!

投稿時間:04/11/08(Mon) 22:53
投稿者名:シロ
Eメール:
URL :
タイトル:Re: 別巻…
ずーっと待ち望んでいるんですが、もう何年になるでしょう、これからも気長に待ちます。

投稿時間:04/11/08(Mon) 22:01
投稿者名:M.K
Eメール:
URL :
タイトル:別巻…
こんばんは。唐突ですが
ここのみなさんは『別巻』出るの待ち望んでいますか?
それとも、『安部公房評伝年譜』で十分事足りています?

投稿時間:04/10/09(Sat) 23:22
投稿者名:S・カルマ
Eメール:
URL :http://www.rak3.jp/home/user/infinitudeofsky/
タイトル:Re: リンク歓迎ですよ
 有り難うございます。これからもより発展させていきます。

投稿時間:04/10/08(Fri) 19:59
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:リンク歓迎ですよ
S・カルマさん、こんにちは。
当サイトはリンクフリーですので、ご自由にリンクしてくださって結構ですよ。

貴サイトの発展を楽しみにしています。

投稿時間:04/10/08(Fri) 18:29
投稿者名:S・カルマ
Eメール:
URL :http://www.rak3.jp/home/user/infinitudeofsky/
タイトル:Re^3: ホームページについて
 あ、それから、リンク集に勝手にこのHPにリンクを貼ってしまいました。事後報告になってしまって申し訳ありません。不適切ならきちっと削除します。

投稿時間:04/10/08(Fri) 18:21
投稿者名:S・カルマ
Eメール:
URL :http://www.rak3.jp/home/user/infinitudeofsky/
タイトル:Re^2: ホームページについて
 こんにちは。お久しぶりです。学校が始まり忙しくなってきたので、なかなか安部公房について考えたり書いたりすることが出来ません。おまけに最近になって無料ホームページを作り、その構想を練るのに凝っている次第であります。そちらにも安部公房関連の事をアップしていく予定ですので(今は作り途中ですが)、もし良かったら覗いてみてください。

投稿時間:04/10/07(Thu) 20:25
投稿者名:M.K
Eメール:
URL :
タイトル:Re: ホームページについて
アレンさん、こんばんは。
最近、書き込みが少なく、なんとなくですが寂しいですねぇ。
『別巻』がなかなか出ないからかな?
学部生や修士課程の方、安部公房作品論はしないのかな?

投稿時間:04/10/05(Tue) 23:10
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:ホームページについて
みなさま
アレンです。
11/4(月)深夜からホームページにアクセスできなかったり、カウンタがリセットされていたりしています。これは、yahoo!ジオシティーズの「yahoo!ジオシティーズが一つになります」に伴う移行措置の影響によるものです。

今後の方針ですが、カウンタは新ジオシティーズに移行しないと復活しないそうなので、新ジオに移行することを視野に入れています。移行する際は、またアナウンス致します。
では、今後とも解読工房のご愛顧お願いします。

投稿時間:04/10/05(Tue) 23:10
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re: 朝日新聞記事
M.Kさん、いつもホットな情報ありがとうございます。

> 朝日新聞の9月8日朝刊文化欄に掲載された赤田康和氏による
> 「安部公房の演劇」を遅ればせながら本日読みました。
私も、さらに遅れて^^)読ませていただきました。扇田昭彦氏は、安部の演劇に当時は物足りないものを感じていたが、「新劇も小劇場演劇もその演技論や方法論に限界が見えつつある今、安部演劇を再評価する必要があると思う」と書かれていましたね。
正直言うと、生前の安部の演劇を見たことがないので、私には評価することができません。ただ、この前観にいった、鴻上尚史の『幽霊はここにいる』は非常に面白かったです
http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/oldlog/vol7/480.html

パンフレットの中に鴻上氏がルーズリーフに書いた創作ノートが入っていて、ある日鴻上氏がオウム真理教の丸眼鏡の広報部長(多分、荒木氏)に会った話が書かれていました。で、舞台が始まり、幽霊商売の話になって、繁盛するとき、ある宗教法人の人間がその幽霊に講演を頼むシーンが出てきます。そのとき、私は上のオウムの話を鴻上氏が挿入したのかなといぶかりましたが、あとで調べると原作に「日本宗教家連盟」というのが出てくるんですよね。安部の先見性には驚くばかりです。

また、「友達」を11/25(木)から青年座が上演するらしいですね。
http://www.seinenza.com/lineup2004/no175.html
(行くかどうか決めてませんが、また誘惑に負けてしまいそうな予感も・・・)
「どれい狩り/ウェー」なども上演して欲しいなと思っています。

> ある編集者の方のお話によると、近々また赤田康和氏の記事が
> 載るそうです。安部ヨリミ、埴谷雄高宛の書簡についてらしい
> です。安部ヨリミ宛のものは、たぶん実弟の春光さんが持って
> いたものでしょう。もしかしたら、「真知さんと結婚しようと
> 思う云々」のものかもしれません。以前に渡辺三子さんから書
> 簡の内容は聞いたことがありましたから……。
それも楽しみですね。

では、また。

投稿時間:04/09/30(Thu) 22:27
投稿者名:M.K
Eメール:
URL :
タイトル:朝日新聞記事
朝日新聞の9月8日朝刊文化欄に掲載された赤田康和氏による
「安部公房の演劇」を遅ればせながら本日読みました。
ある編集者の方のお話によると、近々また赤田康和氏の記事が
載るそうです。安部ヨリミ、埴谷雄高宛の書簡についてらしい
です。安部ヨリミ宛のものは、たぶん実弟の春光さんが持って
いたものでしょう。もしかしたら、「真知さんと結婚しようと
思う云々」のものかもしれません。以前に渡辺三子さんから書
簡の内容は聞いたことがありましたから……。

投稿時間:04/09/26(Sun) 18:14
投稿者名:M.K
Eメール:akahosi2003@yahoo.co.jp
URL :
タイトル:Re: お久しぶりです。
さいか様

『壁』で論文を書こうとしているのですが、イマイチ乗り気でなくなってしまい、中断しています。よろしければ私にも添付していただけないでしょうか? 最近は周りに安部公房の話が出来る者が少なくなり、寂しい思いをしております。

投稿時間:04/09/20(Mon) 10:21
投稿者名:漱石
Eメール:
URL :
タイトル:Re^4: カンガルーノートについて
それでも彼の作品には惹かれるものがありますよね。いや,だからこそかもしれませんね。
僕のくだらない質問にわざわざ付き合っていただいて有り難うございました,S・カルマさん。また書き込みに来ますね(^o^)

投稿時間:04/09/17(Fri) 18:33
投稿者名:S・カルマ
Eメール:
URL :
タイトル:Re^3: カンガルーノートについて
 私も全く自信がありません。というよりも、全く解らないと言う方が正解かもしれない。兎に角、安部公房の作品は難解です。

投稿時間:04/09/17(Fri) 13:55
投稿者名:漱石
Eメール:
URL :
タイトル:Re^2: カンガルーノートについて
なるほど。心境小説ですか。確かにこの作品には「死」を様々な形で描写してますよね。彼は、彼自身に訪れるであろう死についてどう考えていたんでしょうかね。
僕は安部公房の作品を読むのは好きなんですけど、読み終わった後に彼の作品の意図を正確に汲み取ってる自信が全くないんですよね

投稿時間:04/09/14(Tue) 20:46
投稿者名:S・カルマ
Eメール:
URL :
タイトル:Re: カンガルーノートについて
 間違いなく「カンガルー・ノート」は安部公房の夢を記述したものであると思います。晩年は「死」を相当に意識していたでしょうし、それが夜毎見る夢に反映されていたのも間違いないでしょう。私は精神分析の専門家ではないのでハッキリと断定は出来ませんが、この作品は安部公房には珍しい、彼の「心境小説」ではないでしょうか。「死」に対する認識を、彼が幾つか見た「夢」というもう一つの(あるいは強度の)「現実」を使って再構築(=描写)し、読者に「死」という「生」と表裏一体の問題を考えさせたかったのだと思います。といっても、安部公房自身は「僕は私小説は書かない」と言っておりましたが。

投稿時間:04/09/14(Tue) 19:08
投稿者名:漱石
Eメール:
URL :
タイトル:カンガルーノートについて
はじめまして。漱石と申します。安部氏の作品は、まだすべて読んだわけではありませんが、結構な安部公房好きです。
今回は安部氏の最後の長編である「カンガルーノート」について皆さんの意見を聞ければ、と思います。
この作品は、安部氏の「夢」をつづったものですよね。陳腐な質問で恥ずかしい限りですが、この作品の真意を皆さんはどう考えますか?安部氏はこの作品を通じて、何を言いたかったのでしょうか?

投稿時間:04/09/11(Sat) 10:20
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re: 質問
メッサーさん、こんにちは。

ーーー引用開始ーーー
こんにちは浜松の高校に通っている者です。「砂の女」で感想文を書きながら疑問に思ったことです。
ーーー引用終了ーーー
感想文を書かれたのですか。よければ、見せていただけませんか?

ーーー引用開始ーーー
「砂の女」「他人の顔」「箱男」「方舟さくら丸」の主人公達は安部氏のいう「明日のない希望」を追い求めていたのだと思います。
ーーー引用終了ーーー
「明日のない希望」は、『われらの文学』に載っていたエピグラムの一節ですね。
あまりに強烈で美しいエピグラムだったので、
"Re:すごいぞ!「あさひかわ」2003年1月号"
http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/oldlog/vol8/545.html
において、短い感想を書きました。

ーーー引用開始ーーー
そして「他人の顔」「箱男」「さくら丸」の場合その行為は否定されるのですが。「砂の女」ではそれも仕方がないと言っているように思えるのです。
ーーー引用終了ーーー
「明日のない希望」がそもそも何を意味し、さらに各作品での『「明日のない希望」を追い求める』行為というのが何か、メッサーさんの考えを聞きたいところです。
さて、「砂の女」ではニワハンミョウの発見、「他人の顔」では顔の獲得(社会に認めてもらうための符号)、「箱男」では箱男という生き方、「方舟さくら丸」ではユープケチャ的な独立生態系を、それぞれの主人公は当初追い求めていました。「箱男」はさておき、「他人の顔」「さくら丸」では、主人公の目論見は達成できない状況に追い込まれてしまいますね。

ーーー引用開始ーーー
彼の行為は否定されるべきでしょうか。僕は本人が生きがいを持てればいいと思いますが。
ーーー引用終了ーーー
彼の行為の可否は、読者一人一人が決めればいいことではないかと思います。私も以前、「あさひかわ」に投稿した文章の中で、同じような疑問と困惑をもったことがあります。束縛されない自由から束縛される自由を選んだ仁木順平を非難する言葉が見当たらなかったのです。しかし、可否をつけることよりも、むしろ常識的には否定されるはずのものー例えば、村人の不条理な行為・要求を受け入れてしまうことーを主人公が肯定してしまう一連の逆説的展開をなめなかに描いて、「彼の行為は否定されるべきかどうか」と、いつのまにか読者側に問題提起を投げかける手法の素晴らしさの方に目を向けるべきではないかと思います。

ーーー引用開始ーーー
そして「他人の顔」「さくら丸」の主人公は絶望はしましたがあれは「明日」なのでしょうか。箱男は崩壊してしまいましたが。
ーーー引用終了ーーー
「絶望の明日」という意味でしょうか?いずれにしても、安部作品はラスト部分の解釈が一番難しいですね。

投稿時間:04/09/01(Wed) 00:04
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:ここで公開されてはいかがですか?
さいかさん、S・カルマさん、こんにちは。
さいかさん、よかったら、要旨発表で使ったものをここで公開されてみませんか?みなさんも興味をもたれていると思いますよ。

投稿時間:04/08/31(Tue) 21:10
投稿者名:S・カルマ
Eメール:infinitudeofsky@yahoo.co.jp
URL :
タイトル:Re^3: お久しぶりです。
要旨だけでも結構です。ぜひぜひここまで送って下さい。宜しくお願いします。infinitudeofsky@yahoo.co.jp

投稿時間:04/08/31(Tue) 17:14
投稿者名:さいか
Eメール:
URL :
タイトル:Re^2: お久しぶりです。
全部は無理ですが、要旨発表で使ったもの(2000字程度)ならメール添付できるかと・・・。
急いで作ったものなので、読みにくい個所・極論に近い部分もありますが、それでよろしければ。
なにせ1年半前のものなので、もう手を加えようにも頭の中身が追いつかなくて・・・。確実に退化してますから(凹)

投稿時間:04/08/30(Mon) 05:38
投稿者名:メッサー
Eメール:
URL :
タイトル:質問
こんにちは浜松の高校に通っている者です。「砂の女」で感想文を書きながら疑問に思ったことです。「砂の女」「他人の顔」「箱男」「方舟さくら丸」の主人公達は安部氏のいう「明日のない希望」を追い求めていたのだと思います。そして「他人の顔」「箱男」「さくら丸」の場合その行為は否定されるのですが。「砂の女」ではそれも仕方がないと言っているように思えるのです。彼の行為は否定されるべきでしょうか。僕は本人が生きがいを持てればいいと思いますが。そして「他人の顔」「さくら丸」の主人公は絶望はしましたがあれは「明日」なのでしょうか。箱男は崩壊してしまいましたが。

投稿時間:04/08/28(Sat) 17:59
投稿者名:アレン
Eメール:
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re^2: お久しぶりです。
さいかさん、こんにちは。

安部公房の小説は社会の色んな側面を切りはがして材料として使っていますから、社会生活の思わぬ一場面で出会っても何ら不思議ではないのです。いや、むしろ、学生の時に深く係ってしまったあなたは、既に安部公房の世界から抜け出せなくなっているのかもしれませんよ。
というのは、冗談として、書き込みありがとうございました。
またのお立ち寄りを楽しみにしています。

投稿時間:04/08/25(Wed) 22:03
投稿者名:S・カルマ
Eメール:
URL :
タイトル:Re: お久しぶりです。
 その「壁」をテーマにした卒論読んでみたいですね。読ませて頂けないかなあ。。。私も安部公房の「壁」についての論文を書いてみたいのですよ。

投稿時間:04/08/25(Wed) 21:43
投稿者名:さいか
Eメール:
URL :
タイトル:お久しぶりです。
「壁」をテーマにした卒業論文を書き終えてから、
もう一年半が経過してしまいました。
その節はこのページにも大変お世話になりました。
社会人になり、研究を目的として読書をすることはなくなりましたが、
出勤途中にふと、カルマ氏に思いを馳せることがあります。
今通勤している私は本当に私なのか?
私の名前を持った、何か別のものではないのか?
学生の頃よりも、社会に出た今現在のほうが、より理解できる部分も
あるようですね。
懐かしくて、ふらりと立ち寄ってしまいました。
安部公房のいちファンとして、また覗かせてもらいますね。

投稿時間:04/08/23(Mon) 23:25
投稿者名:アレン
Eメール:w1allen@infoseek.to
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re: 安部公房研究
S・カルマさん、こんにちは。
ーーー引用開始ーーー
 初めまして。都内の大学に通うものです。現在法学部三年なのですが、人文科学系の大学院に進学しようと考えています。研究テーマは勿論?安部公房の表象全般です。小説・戯曲・評論・映画・演劇・音楽・写真等々を色々な観点から研究したいと思っています。実存主義・マルクス主義・超現実主義・精神分析学。。。
ーーー引用終了ーーー
安部公房を料理したいのであれば、調理器具は多ければ多い方がいいと思います。

ーーー引用開始ーーー
 安部公房を知ったのは小学校の時です。
ーーー引用終了ーーー
早いですね。私が読み始めたのは、ちょうど今のあなたくらいです。

ーーー引用開始ーーー
安部公房の魅力は何気ない日常の言葉を使っての「描写」=「構築」だと思います。何気なく書かれている一文一文が、現象や物事を見事に、リアルに想起されるように書かれていると思います。語彙力が無いものでこれぐらいにしか表現できませんが、とにかく安部公房は真の知性を備えた全方位的な作家であるといえます。
ーーー引用終了ーーー
日常の言葉から、あれほど重層で濃厚な物語世界を構築する手腕には舌を巻くほかありません。

ーーー引用開始ーーー
 まだまだ安部公房について知りたいので、このサイトで切磋琢磨していきたいと思っています。宜しくお願いします。
ーーー引用終了ーーー
こちらこそ、よろしくお願いします。

投稿時間:04/08/23(Mon) 23:03
投稿者名:S・カルマ
Eメール:
URL :
タイトル:安部公房研究
 初めまして。都内の大学に通うものです。現在法学部三年なのですが、人文科学系の大学院に進学しようと考えています。研究テーマは勿論?安部公房の表象全般です。小説・戯曲・評論・映画・演劇・音楽・写真等々を色々な観点から研究したいと思っています。実存主義・マルクス主義・超現実主義・精神分析学。。。
 安部公房を知ったのは小学校の時です。「デンドロカカリア」でした。その時は「奇妙な話だ。理由が無いのに何で植物になるんだろう。」という感想だけした。その後、高校に入って祖母の家にあった「安部公房全作品」収録の「第四間氷期」を読み、衝撃を受けました。「終わりし道の標に」、「壁」、「人間そっくり」、「闖入者」、「水中都市」、「砂の女」、「燃えつきた地図」、「箱男」、「方舟さくら丸」、「カンガルー・ノート」ととにかく読み漁りました。安部公房の魅力は何気ない日常の言葉を使っての「描写」=「構築」だと思います。何気なく書かれている一文一文が、現象や物事を見事に、リアルに想起されるように書かれていると思います。語彙力が無いものでこれぐらいにしか表現できませんが、とにかく安部公房は真の知性を備えた全方位的な作家であるといえます。
 まだまだ安部公房について知りたいので、このサイトで切磋琢磨していきたいと思っています。宜しくお願いします。

投稿時間:04/08/23(Mon) 22:58
投稿者名:アレン
Eメール:w1allen@infoseek.to
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re: 「洪水」
M.Kさん、こんにちは。
> アレンさんご無沙汰しております。ただ今「洪水」論執筆中です。
ご苦労様です。論文発表されたときに、掲載雑誌を教えていただければ幸いです。

> 「赤い繭」「バベルの塔の狸」「魔法のチョーク」と論文書いて
> きたので、後は「事業」と「S・カルマ氏の犯罪」で一区切り。
> 先行論文読み返し中です。といっても初期作品の場合、作品自体
> が論じられるということが少ないですね。最近はそういうことが
> なくなってきましたが。
論文では、初期作品を扱ったものがないのですか。やはり、「砂の女」「他人の顔」「燃えつきた地図」を扱ったものが多いのでしょうか?読む分には、初期作品の訳がわからないけど、私の心を鋭くえぐる作品(「異端者の告発」など)が面白いのですが。

> 《哲学者》が液化人間を発見するわけですが、《哲学者》っての
> が、ミソですかね(笑)。
なんか、この前お会いしたときに私が言っていたような・・・。でも、天体望遠鏡を持って天体を観測するなら、天文学者の方が自然だと思うのです。あえて、哲学者にした意図が何かあるのかなと、素朴な疑問を持っています。
M.Kさんのほうの「新聞」の話が、論文では展開されるのでしょうか?

> 参考文献目録のほうは……資料が増える一方です(苦笑)
とほほな感もありますでしょうが、刊行されるその日まで耐えてくださいませ。

投稿時間:04/08/15(Sun) 22:29
投稿者名:M.K
Eメール:
URL :
タイトル:「洪水」
アレンさんご無沙汰しております。ただ今「洪水」論執筆中です。
「赤い繭」「バベルの塔の狸」「魔法のチョーク」と論文書いて
きたので、後は「事業」と「S・カルマ氏の犯罪」で一区切り。
先行論文読み返し中です。といっても初期作品の場合、作品自体
が論じられるということが少ないですね。最近はそういうことが
なくなってきましたが。
《哲学者》が液化人間を発見するわけですが、《哲学者》っての
が、ミソですかね(笑)。
参考文献目録のほうは……資料が増える一方です(苦笑)

投稿時間:04/08/06(Fri) 20:58
投稿者名:ク・ナウカ
Eメール:npo@kunauka.or.jp
URL :http://www.kunauka.or.jp/
タイトル:戯曲『友達』公演のご案内
はじめまして、ク・ナウカシアターカンパニーと申します。
このたび安部公房作『友達』を上演いたしますのでご案内させていただきます。

ク・ナウカ 若手演出家シリーズ
安部公房/作 深沢襟/演出
『友達』

日時 2004年
   8月19日(木)19:30
   8月20日(金)19:30
   8月21日(土)14:00/19:30
   8月22日(日)14:00 

会場 東京デザインセンター ガレリア
   東京都品川区東五反田5-25-19
  (交通)JR山手線五反田駅東口徒歩2分
      都営浅草線五反田駅A7出口正面

料金 前売3,000円 当日3,300円

取扱い 
ク・ナウカ 03-3779-7653 http://www.kunauka.or.jp/
イープラス http://eee.eplus.co.jp
チケットぴあ 0570-02-9966(Pコード 354-936)

詳しい公演情報はこちらをご覧下さい
http://www.kunauka.or.jp/

皆様のご来場お待ちいたしております。

--
ク・ナウカ制作部 

投稿時間:04/08/02(Mon) 21:00
投稿者名:アレン
Eメール:w1allen@infoseek.to
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:[サイト紹介002]笑月流公房倶楽部(&安部公房作品辞典) 本体
http://www.gld.mmtr.or.jp/~shisyun/kobo/body.html
総合的な視点から安部公房を捉えようとされている面白いサイトで、完成度が高いです。
「はじめに」を引用しますと
ーーー引用開始ーーー
彼、安部公房は精神を精神的な表現で捉える無意味性を知っていた。
悲しみを「私は悲しい」と語っても、「あそう」で終わる、そういう時代であることを知っていた。
ーーー引用終了ーーー
これは、鋭い指摘だと思います。
当時異端視された、異様なほどの物質からの視点・描写は、実は人間の精神を捉えるために安部が編み出した方法であり、「精神的な表現」を除外した乾いた文章がなぜこうも読者の心の奥底の何かを沸騰させずにはいられないのかを読み解くためのヒントを頂いたような気がします。

投稿時間:04/07/07(Wed) 16:55
投稿者名:doutoku
Eメール:
URL :http://www.dotoku.com
タイトル:軍艦島
アレンさん こんにちは。

今年になって身辺があわただしくなって
本業も大変な状況ですが(パソコン教室経営)
特にキー局のテレビ取材を受けてから(日本テレビ、フジ、テレビ東京)かなり忙しくなってきましたが端島(軍艦島)の研究も調査もしなければなりません・・・本もゆっくり読みたいのですが・・
しかし今やらなければいけないことばかりだしがんばって行きたいと思っています。
今現在軍艦島の写真集の再版の原稿つくりに追われていますが
発行できましたらご紹介しますね
私のHPにも遊びに来てください。

投稿時間:04/07/06(Tue) 22:42
投稿者名:アレン
Eメール:w1allen@infoseek.to
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re: 軍艦島
doutokuさん、こんにちは。

ーーー引用開始ーーー
行政が今年になりかなり観光で動き始めていますがいくいくは一部上陸を含めた保存活動にしていきたいと思っています。
ーーー引用終了ーーー
是非上陸したいものです。

安部公房は、軍艦島の写真を撮って、『都市への回路』という本に発表していますが、不思議と軍艦島についてあまり語っていません。ですが、私が安部公房と軍艦島の双方に惹かれるのは、何かしら両者に共通点があるからのような気がします。

彼が幼少期と終戦を迎えた満州奉天と軍艦島、どちらも狂おしいばかりの勢いで発展した「都市」です。都市の行く末、これは彼が追い続けた一つのテーマでありますが、そのサンプルとして、奉天や軍艦島があるのではないでしょうか?そんなことを思います。

ーーー引用開始ーーー
何かの縁ですね(笑)
ーーー引用終了ーーー
本当に^^)、でもこの縁を大事にしていきたいです。

投稿時間:04/07/06(Tue) 08:21
投稿者名:doutoku
Eメール:
URL :
タイトル:軍艦島
安部公房にそんなエピソードがあったのですか?知らなかったですね。実はこんな運動を始めるきっかけは私も「美津丸」さんなのです。昨晩もいろいろと話をしておりました。この船もNHKのロケで使われたり結構良かったのですがなにせ上陸禁止が強まったために
私たちもまったく故郷へは行けません。行政が今年になりかなり観光で動き始めていますがいくいくは一部上陸を含めた保存活動にしていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。
何かの縁ですね(笑)

投稿時間:04/07/05(Mon) 22:10
投稿者名:アレン
Eメール:w1allen@infoseek.to
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:Re^2: めざましテレビで軍艦島の紹介がありました
doutokuさん、こんにちは。
書き込みありがとうございました。
申請に向けて頑張られているのですね。

安部公房は、『密会』という小説の取材旅行の際に軍艦島に行き、写真を撮っています。
以前、軍艦島に行こうと本気で旅行を計画したことがあったのですが、
そのときに、美津丸の存在を知りました。
http://mitsumaru.cool.ne.jp/annaitizu.htm
(と、同時に一般人には入島できないことも・・・。)
今回の定期便は、もっと近くにいけるのでしょうか。

軍艦島には、魅力があります。
私が、その映像を最初に見たのは、今から15年程前朝日放送の『探偵ナイトスクープ』でした。。そのとき、体中にショックが走りました。幽霊ホテルなら聞いたことはあるが、こんな幽霊島があるなんて!
一時は、炭鉱として隆盛を誇り、信じられないほど狭い空間に立ち並んだ建造物群。
そして今は誰一人いない無人島。
盛大な「祭りの後」をイメージします。

[フジテレビ  めざましテレビ]
● 世界遺産に向けて
http://www.nagayo-net.com/~gunkanjima/mezamasi.htm
を読んで、軍艦島の歴史を後世に伝えていこうとするdoutokuさん
の熱い気持ちが伝わってきました。
これからも、貴会の活動に注目していきたいと思います。

投稿時間:04/07/05(Mon) 11:11
投稿者名:doutoku
Eメール:
URL :
タイトル:Re: めざましテレビで軍艦島の紹介がありました
軍艦島を世界遺産にする会の代表をしている坂本と申します。
まだ世界遺産の申請までは行き着いてはいないのですが
いつの日にかそうなるように活動をしています。

安部公房とは縁はありませんが昔の愛読書ではありました。

発信人 
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ 特定非営利活動法人(NPO)
■■軍艦島を世界遺産にする会 事務局      
■■■ 理事長 doutoku (坂本 道徳)  http://www.dotoku.com
■■■■ 〒851-2128 長崎県西彼杵郡長与町嬉里郷456-11下田ビル
■■■■■ п@095−883−8811fax 095−883−8811
■■■■■  e-mail  doutoku@gunkanjima-wh.com
■■■■■■ 公式ホームページ   http://www.gunkanjima-wh.com/
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

投稿時間:04/07/04(Sun) 20:36
投稿者名:上智シネマ愛好会(SCA)上田
Eメール:
URL :http://www.geocities.jp/tomodachi_mv/
タイトル:戯曲『友達』の映画を上映します。
突然の書き込み失礼します。SCAの上田と申します。
今回僕たち上智シネマ愛好会(SCA)は7/9〜11に浅草すみだリバーサイドホール ミニシアターというところを借りて上映会をします。詳細はこちらです。

「友達」
原作:安部公房 監督:宗兼章祥
製作:SCA
日時:2004年7月9日(金)〜11日(日)
場所:すみだリバーサイドホール ミニシアター
詳細:http://www.geocities.jp/tomodachi_mv/

原作のは舞台用の戯曲なのですが映画ということもあり、少し変わったおもしろい作品に仕上がっていると思います。また、HPでは予告編なども見ることができます。ぜひご覧になってください。
管理人様、もし内容が不適切でしたら、お手数ですが削除してください。

投稿時間:04/07/03(Sat) 22:21
投稿者名:アレン
Eメール:w1allen@infoseek.to
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:めざましテレビで軍艦島の紹介がありました
7/2(金)「めざましテレビ」(フジテレビ)を寝ぼけた頭で見ていると、軍艦島の話が出てきて驚きました。紀伊山地が世界遺産に認定されたことをうけて、実はほかにも世界遺産認定の申請をしている場所があるという出だしでした。
私は、全く知らなかったのですが、「軍艦島を世界遺産にする会」という団体がそういった活動を行っているそうです。

以前はアクセスするのが難しかったですが、今日から軍艦島クルーズ定期便が運行されたそうです。(http://www.ngs-kenkanren.com/news/view.php?num=32)
上陸できる日がやってくるのかも知れません。

[参考サイト]
過去ログ
http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/oldlog/vol5/303.html

浮浪雲
http://www.nagayo-net.com/~gunkanjima/

軍艦島は200x年世界遺産に登録されましたGAEA
http://blog.gaeastudio.com/item-109.html

投稿時間:04/06/27(Sun) 21:33
投稿者名:アレン
Eメール:w1allen@infoseek.to
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:[サイト紹介001]言の葉(コトノハ)
アレンです。
リンク集「安部公房をもっと知る」は更新をやめましたが、面白いサイトがあったので、こちらで紹介します。
NHK衛星に「デジタルスタジアム」という番組があり、そのなかで「ベストセレクション」をとった作品に、『言の葉(コトノハ)』(作者:西 弘毅)があります。
http://www.nhk.or.jp/digista/hall/2003/0222_nishi.html
(作品は、Real Playerで視聴可能)

http://www.nhk.or.jp/digista/onair/2003/125_0222.html
の「作者ノート」を見ると、
ーーー引用開始ーーー
以前は余り好きではなかったが、勧められて読んだ安部公房の「砂の女」以来読書好きに。文字自体をデザインとしてとらえている。
ーーー引用終了ーーー
と言っておられます。

直接、安部公房とは関係ありませんが、作品を見ると、テキストの表現には色んな可能性があるのだなと感心していまいました。

投稿時間:04/06/27(Sun) 11:01
投稿者名:アレン
Eメール:w1allen@infoseek.to
URL :http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm
タイトル:新BBS開設のお知らせ
新しく、BBSを作成しました。
こちらをメインにする予定です。
旧BBS(http://tools.geocities.co.jp/Bookend/2459/@geoboard/)は、サブ掲示板として運用する予定です。

文中のURLがクリッカブルになって、他サイトを紹介するときに便利です。
是非、お気軽に投稿してくださいませ。
なお、前のBBSと異なり、自動改行はしませんので手動で改行してください。



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